再生医療

Regenerative medicine

骨髄由来と脂肪由来・幹細胞の特徴

再生医療
骨髄由来と脂肪由来の特徴

骨髄由来と脂肪由来の特徴

間葉系幹細胞はどこで採取できるか?

間葉系幹細胞(MSC:mesenchymal stem cell)群には神経、血管、骨、軟骨、脂肪、筋肉などに分化できる幹細胞が多数含まれています。

MSCの研究は、骨髄から採取されたものを中心に行われてきましたが、最近になり種々の組織(臍帯、脂肪、臍帯血)からも、これらの幹細胞を採取できることが分かってきました。

骨髄由来、脂肪由来のそれぞれの役割

特に脂肪由来の間葉系幹細胞は同じ量の骨髄組織より500倍も多く含まれており、増殖力も高く、骨や軟骨、液性因子の分泌に優れているため、変形性関節症やアンチエイジングといった再生医療への応用が強く期待されています。
また、骨髄由来間葉系幹細胞の研究の歴史は古く、特に各種神経損傷モデル(脳卒中、脊髄損傷、脱髄疾患など)に対する治療効果では、動物研究に留まらず、人における臨床研究でも多数報告されております。
一方で、脂肪由来間葉系幹細胞では神経再生医療に使用できるほどの神経再生能があるという報告はありません。

骨髄由来、脂肪由来の間葉系幹細胞は、
それぞれの特徴を有しているため、
治療目的に応じて選択されることが必要であると考えます。

骨髄由来・脂肪由来の特徴比較表

骨髄由来
間葉系幹細胞
脂肪由来
間葉系幹細胞
神経再生能
神経細胞への分化
幹細胞の含有率0.001~0.01%0.5%~
増殖率(培養し易さ)
骨・軟骨・血管への分化
サイトカイン効果
採取経験が必要容易

骨髄由来と脂肪由来の間葉系幹細胞の特徴のまとめ

骨髄由来の間葉系幹細胞の特徴
骨髄由来の間葉系幹細胞の特徴

骨髄由来間葉系幹細胞は脳卒中や脊髄損傷において、神経再生医療への臨床効果の報告が一番豊富であり、神経再生能も高い幹細胞です。

  • 研究の歴史が古く、神経再生医療への人における臨床効果の研究報告の実績が多い
  • 神経再生能力が高い
  • 神経細胞へ分化する
  • 幹細胞の採取には医師の技術と経験が必要
  • 脳卒中、脊髄損傷、脱髄疾患への再生医療の治療効果が期待できる
脂肪由来の間葉系幹細胞の特徴
脂肪由来の間葉系幹細胞の特徴

一方、脂肪由来間葉系幹細胞は、採取が容易でありサイトカイン量が多く、骨や軟骨、血管への分化に優れていることより、変形性関節症やアンチエイジングなどへの臨床応用が一番進んでいます。

  • 幹細胞の含有率が高い
  • 増殖率(培養し易さ)が高い
  • 骨・軟骨・血管へ分化する
  • サイトカイン量が多い
  • 幹細胞の採取が容易
  • 変形性関節症やアンチエイジングといった再生医療への応用が強く期待できる

Muse細胞と再生医療

東北大学の出澤真理教授らは、成人の骨髄・脂肪・皮膚組織の中に、様々な細胞になる能力を持つ多能性幹細胞があることを発見し、Muse細胞と名付けました。
多能性幹細胞であるため、脳卒中や脊髄損傷を対象に動物研究から人を対象とした臨床研究が進められておりますが、発見の経緯からも分かる通り、Muse細胞は骨髄由来間葉系幹細胞や脂肪由来間葉系幹細胞内にもそもそも含有されている細胞になります。

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