再生医療ブログ
頸髄損傷の治療とは?重症化しやすいのはなぜ?

こんにちは!大阪市で再生医療を行っております、医療法人慶春会 福永記念診療所のカウンセラー・小森と申します。

朝夕は心地よい風が吹く頃になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて今回は、頸髄損傷の治療と重症化しやすいと言われている理由ついてや、頚髄の完全損傷と不完全損傷の違いについてご説明します。

頸髄損傷は重症になりやすい?

このような話を聞かれた方も多いのではないでしょうか。ではなぜ、重症化しやすいと言われているのでしょうか?

まずは、脊髄および脊椎の全体から見ていきましょう。

人には脊椎と呼ばれる背骨の中に、脊髄(筋肉や感覚を司る神経)が通っています。そして上から、頸髄・胸髄・腰髄・仙髄に分かれており、それぞれ担っている機能は異なります。

脊椎(背骨)も頸椎・胸椎・腰椎・仙骨(仙椎)に分かれていますので、頸椎の中に頚髄が通っているということです。

それでは、次に各部位が損傷した際の主な障害についてご紹介します。

部位ごとの主な障害

頸髄・・・呼吸障害

胸髄(上)・・・循環器障害

胸髄(中)、腰髄・・・消化器障害

仙髄・・・排尿障害

損傷した部位が上(脳に近い)であればあるほど重症になる可能性が高く、上記にあるように頸髄を損傷すると呼吸障害を引き起こし、受傷直後に亡くなる方もいらっしゃいます。たとえ一命をとりとめたとしても、ご自身の唾液で誤嚥性肺炎を繰り返したり、人工呼吸器が離脱できないということもあるのです。

また、脊髄を損傷した場合、損傷した部位より下の機能を失ってしまいます。

つまり、頚髄損傷の場合、その下の機能を全て失うけれども、仙髄損傷の場合はそこから上の機能に障害が出ることはないため、呼吸などに直接的な障害が出ることはありません。

これらが、頚髄損傷は重症になりやすいと言われている理由です。

もちろん、損傷の程度によって症状は異なりますので、痺れ程度で歩行可能な状態の方もいらっしゃいますが、死に至るケースもあるように、呼吸中枢が損傷することはそれだけダメージが大きく、生命予後に直結するのです。

頚髄の完全損傷と不完全損傷

どの程度頚髄(脊髄)が損傷しているかによって、「頚髄完全損傷」と「頚髄不完全損傷」に分かれます。それぞれについて見ていきましょう。

頚髄完全損傷

頚髄内を通る神経が完全に遮断され、頚髄(脊髄)の機能が完全に損傷してしまった状態が「頚髄完全損傷」です。脳から神経を通って伝達される情報が損傷した頚髄のレベル以下には届かず、自分で動かすことができなくなります(運動機能の消失)。また、感覚や知覚といった情報を脳に送ることもできなくなるため、触った感覚なども失われます(感覚・知覚機能の消失)。

頚髄不完全損傷

頚髄の一部は損傷しているものの、神経が完全には遮断されていない状態が「不完全損傷」です。運動機能や感覚・知覚機能がある程度残っている軽度から、運動機能が完全に消失し、感覚・知覚機能のみがある程度残っている重度まで、幅が広い症状となります。

頸髄損傷の治療

頭蓋骨を引っ張って圧迫を和らげたり、手術を行う場合や薬を使用して髄を圧迫している原因を取り除くなどがありますが、先述したように特に頸髄損傷や高い位置での胸髄損傷の場合は呼吸器の機能が低下してしまうため、呼吸の確保が行われることもあります。

医師の診察後、必要に応じて首にカラーと呼ばれるものを巻き、頭の重みを首だけで支えなくても良いように頸髄を固定したり、損傷がひどい場合には頭に金属のピンを埋め込み、固定できる専用のベストを着用して物理的に頸部を固定することもあります。

また、新しい治療法として当院では再生医療を行っております。

ご自身の幹細胞を使用した点滴やサイトカインカクテル療法、その他にも再生医療に合わせたリハビリテーションを行うことで、より高い効果が期待できると考えております。

再生医療についてご不明な点や質問などございましたら、私どもカウンセラーがまずお伺いいたしますので、お気軽にご相談下さい!

 

 

医療法人慶春会 福永記念診療所

〒536-0005 
大阪府大阪市城東区中央1-9-33 
泉秀園城東ビル2F

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この施術ページの監修医師

貴宝院 永稔

貴宝院 永稔(きほういん ながとし)

医療法人慶春会 福永記念診療所 部長
株式会社ニューロテックメディカル 代表取締役
株式会社セルリンクス 代表取締役
医療法人交和会 理事長

学歴・職歴

平成15年3月
大阪医科大学卒業
平成15年5月
大阪医科大学附属病院にて初期研修
平成17年4月
大阪医科大学附属病院にて初期研修 修了
平成17年5月
大阪医科大学(リハビリテーション科)レジデント就任
平成19年3月
大阪医科大学(リハビリテーション科) 退職
平成19年4月
大阪医科大学大学院医学研究科(リハビリテーション科)入学
平成21年4月
医療法人伯鳳会 はくほう会セントラル病院 入職
平成23年3月
大阪医科大学大学院医学研究科卒業
平成30年2月
福永記念診療所 部長に就任

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